【12-15】へび(悪魔サタン)は女(日本)の後に水(悪想念のエネルギー)を川のように、口から吐き出して、女をおし流そうとした。すなわち、悪魔サタンは日本の経済を破局に至らせようと、国民の「おごった心」に甘くささやきかけてバブルを発生させた。そして今度は「ねたみの心」にささやきかけてバブルをはじけさせたのである。
すなわち、バブル崩壊後の金融危機、そしてそれに続く2012年現在の国家財政破綻危機を暗示している。日本の指導者や多くの国民の傲慢になった「心のスキ」に霊的攻撃をかけて巧みに侵入した悪魔サタンは、欲望をあおってこの国に「バブル」を生じさせ、さらにこれを「はじけ」させて現在の苦境に追い込んだ。拙書「七つの封印」太陽出版 前編第五章「日本の経済危機」で詳述したので参照されたい。
【12-16】しかし、地(大神霊地球意識)は女(日本)を助けた。すなわち、地はその口を開いて、龍(悪魔サタン)が口から吐き出した川(悪想念のエネルギー)を飲みほした。すなわち、大神霊地球意識は、深く反省し利害を超えて一致協力するに至った日本国民を救った。大神霊地球意識はその口を開いて、悪魔サタンが口からはき出した川のような悪想念エネルギーを飲みほしたのである。
ここでいう《地》とは、この世とか地面という意味ではない。地球も月も太陽も、大いなる神霊が宿っている。特に、地球に宿る神霊は、地球を取り巻く全次元に住む霊的存在に、その生命エネルギーを供給し、人類を初めとして様々な生物を生かしていのである。
【12-17】龍(悪魔サタン)は、女(日本)に対して怒りを発し、女の残りの子ら、すなわち、神の戒めを守り、イエスのあかしを持っている者たちに対して、戦いをいどむために、出て行った。すなわち、悪魔サタンは、日本に対し怒り狂い、神の代理人・大いなる預言者とともに地上に生まれた多くの天使たち、すなわち、神の教えを守り、イエスが地上におられたときに教えを受けた者たちを堕落させようと、霊的攻撃をかけるために出ていった。
【12-18】そして、海の砂の上に立った。
続く
従って、【12-14】の真意は次のようになる。
【12-14】しかし、日本という国は神に与えられた使命を果たすために、強大な軍事力を持つアメリカ合衆国によって守られた。悪魔サタンの影響を受けた様々な事件と脅威からのがれるため、三年半、三年半×N(整数=18以上の数字)、一年九ヵ月の間、日米安保条約によって守られ、経済的に大きな発展をすることになっていた。(N=18とすると、朝鮮半島の次なる危機は2016年夏となる。)
続く
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● 雑事が多く、執筆が停滞していることを読者にお詫びします。
【12-14】に《千二百六十日》(3年半)という言葉がある。第二次世界大戦直後の大事件、日本国の存亡に係わる危機、それは実質的に1950年初頭から3年半続いた朝鮮戦争であると前述した。《ある期間》とは、この3年半を暗示していると考えるべきであろう。存亡に係わる危機とは、もしアメリカ軍の全面的な参戦がなければ、朝鮮半島は明らかに共産圏となり、国力が著しく衰えていた日本はたちまちの内に共産化されたに違いないからである。
《その整数倍の期間》とは、強大な合衆国の軍事力に守られた期間を指し、それはすなわち日米安保条約の締結を意味する。《そして半分の期間》とは、再び日本が脅威を受け、合衆国と共同で脅威に対抗する期間(約1年9ヶ月)を指すのであろう。それは恐らく、北朝鮮の軍事的暴走から崩壊という事件であろうと推測できる。1997年「七つの封印」を出版した当時、もっと早い期間を筆者は予想していたが、北朝鮮問題はかなり深刻な状況のまま現在に至っている。しかし、北朝鮮はこのまま収束し、民主化され、世界の仲間入りするだろうか。あるいは体制が崩壊し内乱状態、武装した難民が日本海を越えてて来るだろうか、近い将来、歴史が創られるはずである。
ここで更に重要な事に気がつかねばならない。この予言によると、《ある期間、その整数倍の期間、そして半分の期間(for a time, and times, and half a time. )》を過ぎれば、合衆国は日本を守らなくなる事を暗示しているのだ。すなわち、日米安保条約の解消である。あるいは解消されず軍事同盟は続いたとしても、合衆国は実質的に日本全土をカバーする力がなくなり、日本は独自で防衛するための軍事力を持たざるを得なくなる事を暗示している。2012年現在の状況を鑑みると、資本主義の崩壊現象として、EUに端を発する合衆国財政破綻とドルの暴落、更に日本を含む先進国の財政破綻などが予想され、一連の経済危機が合衆国の軍事力を著しく低下させていくと予想される。
続く
《大きなわしの二つの翼》、アメリカ合衆国は「鷲(白頭鷲)の国」であり、様々な記章、例えば大統領旗、副大統領旗、国防総省、空軍、陸軍、海軍、海兵隊をはじめ、軍事力の象徴として様々な旗にデザインされている。すなわち、廃墟となった戦後の日本は、ソ連邦・北朝鮮・中国など共産国の脅威から、合衆国の強大な軍事力によって防衛され、安心して経済成長にいそしむことができるよう、神は計画されたのである。神の代理人、大いなる預言者が産まれた国であるからだ。
アメリカ合衆国国防総省の旗
《ある期間、その整数倍の期間、そして半分の期間(for a time, and times, and half a time. )》という不思議な言葉があるが、これはすなわち、この謎を解けという暗示であると考えるべきであろう。【12-6】から【12-14】へ続き、【12-7】から【12-13】はカモフラージュのために挿入された場面であると前述した。現代のヨハネとしては、ここに大いなる予言が暗示されていることを解説しなくてはならない。(詳細は「七つの封印」太陽出版 第五章を参照されたい。)
続く
【12-12】それゆえに、天とその中に住む者たちよ、大いに喜べ。しかし、地と海よ、おまえたちはわざわいである。悪魔が、自分の時が短いのを知り、激しい怒りをもって、おまえたちのところに下ってきたからである」。
(《自分の時が短いのを知り》の意味はこうである。悪魔サタンと悪霊達の主たるエネルギー源は、地上の人々が放っている悪想念である。神の代理人・大いなる預言者によって神の法、すなわち神理が説かれて地上が浄化されると、彼らの活動エネルギーが減少する。そうすると、地獄の深くへこもらざるを得なくなり、地上にはなかなか出てこれなくなるのだ。)
【12-13】龍(りゅう)は、自分が地上に投げ落されたと知ると、大いなる預言者である男子を産んだ女(日本)を破綻させようとして、追いかけた。すなわち、悪魔サタンは地上で暴れる時がきたことを知ると、大いなる預言者を産み落とし(神の計画によって外敵の脅威から守られ)た日本に対し、(今度は日本の指導者や国民一人ひとりの「心のスキ」に霊的攻撃をかけて)国運を誤らせようと働きかけをしたのである。
【12-14】しかし、女(日本)は自分の場所である荒野に飛んで行くために、大きなわしの二つの翼を与えられた。そしてそこでへび(巨大な龍・悪魔サタン)からのがれて、ある期間、その整数倍の期間、そして半分の期間、養われることになっていた。
続く
【12-10】その時わたしは、大きな声が天でこう言うのを聞いた、「今や、われらの神の救いと力と国と、神のキリストの権威とは、現れた。(神の代理人であり大いなる預言者、すなわち救世主であるイエスキリストを異端として十字架にかけた者達、そして) われらの信者仲間である兄弟らをやはり異端として訴える者、夜昼われらの神のみまえで彼らを訴える者は、地に投げ落された。
(異端とは、間違った宗教を信じる事を指す。間違った宗教とは、真の神の教えではなく、悪魔の教え、または悪魔に影響された教えの事である。しかし、それまで人々に信じられてきた既成宗教が、イエスの説く新興宗教を異端として迫害し十字架にかけたのである。)
【12-11】イエスの死後、イエスの教えを信じる兄弟たちは、小羊の血(イエスキリストが十字架に掛かったこと)と彼ら(イエスの十二使徒達)のあかしの言葉(、すなわちイエスキリストが本物の救世主であることを証明する数々の証言)とによって、彼(悪魔サタンと配下の者達の惑わし)にうち勝ち、迫害されて死に至るまでもそのいのちを惜しまなかった。
(悪魔サタンと配下の悪霊達が直接、イエスの教えを信じ守る兄弟達を、迫害したり異端として訴えたりするのではない。彼らは霊である。それ故、波長が導通する別の人間達に憑依し、囁きかけ、その人間達が兄弟達を迫害し、訴え、火あぶりにしてきたのである。もちろん、イエスを信じる兄弟達であっても、もし心にスキが生じるならば、たちまち憑依され、惑わしを受け、堕落させられる事になる。)
続く
【12-7】さて、立体スクリーンの天空では戦いが起った。大天使ミカエルとその天使軍団が、龍と戦ったのである。龍とその使いたちも応戦したが、
【12-8】勝てなかった。そして、もはや天には彼らのおる所がなくなった。
【12-9】この巨大な龍、すなわち、悪魔とか、サタンとか呼ばれ、全世界を惑わす年を経たへびは、地に投げ落され、その使いたちも、もろともに投げ落された。
(ここで、悪魔と天使の戦いについて大事な原則を説明しよう。悪魔サタンとその配下の悪霊達は、なんとか天国へ侵入しこれを支配したいと考える。しかし、侵入できない。天国と地獄と大別される領域であっても、実際はそれぞれに無数の境界がある。簡単に言えば、この境界は波長の違いなのである。霊体はエネルギーであり波長を持つ。従って、波長の低い悪霊達が、波長の高い次元(天国)へ物理的に侵入することは不可能なのである。逆に、天使は波長を自ら調整することで、下の次元、地獄の最深部まで行くことが可能である。
堕天使ルシフェル、すなわち悪魔サタンとその配下は、地上世界から更に上の次元へはなかなか行けない。そこで次元の境界付近で天使の軍団と戦うことになるが、やがて力尽き、地上に落とされる結果となる。地上は天国と地獄の境界の一部であるからだ。
神の代理人、すなわち大いなる預言者(イエス、モーゼ、釈迦等)が地上に肉体を持つとき、多くの天使達も全世界に肉体を持つ。よって、悪魔サタンと配下の悪霊達は、それを防止しようとして、益々地上の人間達を惑わし、混乱させ、争わせる。また産まれた預言者と天使達を惑わし、堕落させようとして必死に活動するのである。現代という今、壮絶な目に見えない霊的戦いが、地上世界で続けられているのである。)
続く
【12-4】その尾は天の星の三分の一を掃き寄せ、それらを地に投げ落した。龍は子を産もうとしている女の前に立ち、生れたなら、その子を食い尽そうとかまえていた。
【12-5】女(日本)は男の子を産んだが、彼は鉄のつえ(絶対の権威=神の権威)をもってすべての国民を治めるべき者である。この子は、神のみもとに、その御座(みざ)のところに、引き上げられた。
すなわちその男の子は、神の代理人として白い馬(【6-2】)に乗り、一人荒野(地上)へ旅立った者であるが、まだ幼き故に、成人し悟りを拓くまで悪魔サタンからその身を守るため、神はその子に霊的保護を与えられたのである。
【12-6】女(日本)は荒野へ逃げて行った。そこには、彼女が千二百六十日のあいだ養われるように、神の用意された場所があった。
女(日本)は、千二百六十日の期間、その存亡にかかわる大いなる脅威から守られるように、神の用意されたある計画のもとへ導かれたのである。第二次世界大戦直後、《千二百六十日》(3年半)続いた日本の存亡に係わる大事件とは、朝鮮戦争である。この暗示は【12-14】へと続く。【12-7】から【12-13】は、前後の文章に全く係わりのない内容であり、カモフラージュのためにあえて、挿入されている。
続く
【12-2】この女(日本)は子を宿しており、産みの苦しみと悩みとのために、泣き叫んでいた。
《産みの苦しみと悩み》について説明しよう。この当時、日本は戦後間もない頃であり、敗戦と廃墟の中で、人々は日々の生活に苦しみ、政府も国家立て直しのために大いなる苦しみを味わっていた。神の代理人すなわち大いなる預言者が、産まれ育ち、目的を達するための環境作りを神は考えられたに違いない。日本国は経済発展のための基盤づくりに国を挙げて取り組んだ時期である。
【12-3】また、もう一つのしるしが立体スクリーンの上空に現れた。見よ、大きな、赤い龍(りゅう)がいた。それに七つの頭と十の角とがあり、その頭に七つの冠をかぶっていた。(【12-9】に悪魔サタンと明記されている。)
この龍から、想像を逞しくしていただきたい。
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続く
(現代人のヨハネとして、この暗示を解説しよう。後に、大いなる都(ニューヨーク)が登場し、やはり州の旗が登場する。ここでも、《太陽を着て》とは、太陽を大きく象徴的に描いた衣を着ていた事を意味し、これを国旗としてイメージすることができる。今後登場する様々な符合の一致から、日本を暗示しているということが更に明確になっていく。
この女の二番目の特徴を暗示している言葉は《月》である。おそらくこの時、ヨハネはたちどころに月と判断できる三日月を見たことだろう。三日月は中世イスラム諸国のシンボルであり、現代のアラブ諸国を意味する。日本は、中東の産油諸国から約80%の原油を輸入している国であり、日本経済の基盤が中東にある事を考えると、産油諸国すなわち《月》を、この女の足がしっかりと踏みしめている姿をイメージすると、《足の下に月を踏み》の暗示が理解できるだろう。
《十二の星の冠》の暗示の意味はこうである。明治維新の頃に遡るが、当時は東南アジア諸国は欧米の植民地であった。また中国や韓国も半植民地の様相であり、日本も大いなる脅威にさらされ続けていた。日本は、その中で唯一、近代化を独力で達成し、欧米に肩を並べるようになった。その結果、祖国の独立と防衛のために始めたのが日露戦争である。
日露戦争の勝利は、植民地であった人々に、黄色人種であっても白人と対等であるという自信を持たせ、民族としての誇りを回復させた。また、第二次世界大戦では一時の間、東南アジアから欧米の軍隊を追い出した。そして敗れたとは言え、東南アジア諸国が独立するための大いなる契機を創った。そして更に、現在は諸国の経済発展に日本の企業は大きな役割を果たしつつある。
東南アジア諸国連合ASEANは、現在10カ国であるが、オブザバーとして参加している国を入れると12カ国になっている。しかし、12という数字にどこまで意味があるかは分からない。《【2-10】いのちの冠》で解説したが、《冠》とは、精神的に大きな価値ある働きに対する象徴であり、神が大いに評価していることを意味する。)
《ひとりの女》とは日本を暗示している、がこれだけではまだ断定はできないであろう。読み進むうちに、日米安保条約、朝鮮戦争、北朝鮮の崩壊、バブル崩壊による国家的な金融と財政の危機などについての暗示があることが明らかになるであろう。詳細は「七つの封印」前編第二章「日本」と、第五章「救世主の出現と日本」の項を参照されたい。
本章は、神の代理人である大預言者の誕生と日本の運命に関する予言である。《【6-2】白い馬》に乗った者が出かけたのであるが、後述にあるように、この女が産む子がその白い馬に乗った者である。また、人類存亡の危機の終結後、文明の中心は日本を経由して東南アジアヘ移行していく可能性が高いが、これも《十二の星の冠》という言葉に隠された意味かも知れない。)
続く
【11-16】そして、神のみまえで座についている二十四人の長老は、ひれ伏し、神を拝して言った、
【11-17】「今いまし、昔いませる、全能者にして主なる神よ。大いなる御力(みちから)をふるって支配なさったことを、感謝します。
【11-18】諸国民は怒り狂いましたが、あなたも怒りをあらわされました。そして、死人をさばき、あなたの僕(しもべ)なる預言者、聖徒、小さき者も、大いなる者も、すべて御名(みな)をおそれる者たちに報いを与え、また、人類の霊的磁場であるこの地球を滅ぼす者どもを滅ぼして下さる時がきました」。
(《地球を滅ぼす者ども》という意味には、二つある。一つは物理的な意味であり、かつて盛んに行われた核実験による放射能汚染と核兵器や原子力発電所の存在、更に地球温暖化を初めとする様々な環境汚染が人類の生存を脅かしつつあるという事実である。二つ目は、霊的にこの地球を見たときに、地上を覆い尽くした悪想念のエネルギーの雲が地球に宿る大神霊の許容限度を越えてしまったという事実である。神は、人類の霊的磁場であるこの地球を守るために、《地球を滅ぼそうとする者ども》を滅ぼすときが来た、というわけである。
[17-5]に《地球の憎むべきもの》という言葉が登場するが、これは地球大進霊を指す言葉である。この黙示録の大いなる目的が、ここにある。)
【11-19】そして、天にある神の聖所が開けて、聖所の中に契約の箱が見えた。また、いなずまと、もろもろの声と、雷鳴と、地震とが起り、大粒の雹(ひょう)が降った。
(地上で言う《契約の箱》とは、モーゼの十戒を納めた箱のことであるが、天上界における《契約の箱》とは、神と地上の人間が交わした契約書を保管したものが存在するということを象徴的ヴィジョンとして顕したものである。では、いつ神と契約を結んだのか。人間の本質は霊であり、永遠の生命を持ち、輪廻転生を限りなく続けながら魂の修行をし、より神近き魂へと進化をめざしていく。そして人間は必ず天国から生まれてくるのであるが、地上に生まれてくる時に「神と約束したこと」があるのである。詳細については、「七つの封印」太陽出版 第一部第六章「輪廻転生」の項を参照されたい。)
続く
【11-8】彼らの死体、すなわちその象徴である国連旗と全世界から招集されたユダヤ義勇軍の旗が、ソドムや、エジプトにたとえられている大いなる都、エルサレムの大通りにさらされる。彼らの主イエスキリストも、この都で十字架につけられたのである。
【11-9】いろいろな民族、部族、国語、国民に属する人々が、三日半の間、彼らの死体をながめるが、その死体を墓に納めることは許さない。
【11-10】地に住む人々は、彼らのことで喜び楽しみ、互に贈り物をしあう。このふたりの預言者(国連軍とイスラエル軍)、すなわちキリスト教国であり世界の覇権を握ってきた合衆国、イスラエル、そしてその同盟国は、地に住む者達、すなわちイスラム教国の人々を悩ましたからである。
【11-11】三日半の後、いのちの息が、神から出て彼らの中にはいり、そして、彼ら(国連軍とイスラエル軍)が立ち上がったので、それを見た中東の人々は非常な恐怖に襲われた。
【11-12】その時、天から大きな声がして、「ここに上ってきなさい」と言うのを、彼らは聞いた。そして、彼らは雲に乗って天に上った。彼らの敵はそれを見た。
【11-13】この時、大地震が起って、都の十分の一は倒れ、その地震で七千人が死に、生き残った人々は驚き恐れて、天の神に栄光を帰した。
イスラエルと国連軍(多国籍軍)は、ロシアの独裁者と旧ソ連邦の同盟軍と戦って敗れるのであるが、再び軍備を整え(《いのちの息》=神の支援があり)復活した(《立ち上がった》)のである。
その後の「中東の運命」は、【19-19,20,21】へと続いていくのであるが詳細は暗示されていない。しかし獣「A・B・C」はこの戦いでともに滅び、とくにロシアは国そのものが滅びに至ることが(17-8)で暗示されている。
しかしながら、前述したようにこの中東に関する予言は、巧妙にカモフラージュされ、また前後して記述が分散されている。ここの記述は、その結末に関する予言である。その結果、中東の人口は長い戦乱と打ち続く災害によって著しく減少し、ようやく「神の怒り」の何たるかを知る。もはや互いに戦う気力も失せ、神に救いを求めることになる。「天の神に栄光を帰した」という表現がこのことを暗示している。
【11-14】第二のわざわいは、過ぎ去った。見よ、第三のわざわいがすぐに来る。
続く
【11-5】もし彼らに害を加えようとする者があれば、彼らの口から火が出て、その敵を滅ぼすであろう。もし彼らに害を加えようとする者があれば、その者はこのように殺されねばならない。
(《口から火が出て》多国籍軍または国連軍の武力行使を暗示する。)
【11-6】彼らに関する預言が為されている期間、彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。
(《水を血に変え》独裁者の核施設、あるいは化学兵器の施設から毒性物質が流れ出し、水源を汚染するなどの災害を暗示している。
神は、国連軍または多国籍軍および、おそらくはユダヤの義勇軍に、一定の期間、強大な力を与えるであろう。しかしそれは一定の期間、すなわち《千二百六十日》(約三年半)である事から、神はある大きな役目を彼らに与えていることを暗示している。その役目とは何か、この黙示録が存在する理由、人類にとって大切な目的があるのである。)
【11-7】そして、彼らが予言通りその役目を終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣、すなわちロシアに出現する独裁者が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。すなわち国連軍と義勇軍はこの戦いに敗れるのだ。
(ここで暗示された獣がロシアに出現する独裁者かどうかは、後の記述によって暗示されている。
「獣」とは独裁者を意味し、中東に出現する独裁者「A」と「B」、そしてロシアに出現する独裁者「C」の三人が出てくる。ここではロシアの独裁者を示しているが、ロシアと旧ソ連邦の同盟軍が多国籍軍(国連軍)と戦い、これを撃ち破るのである。
この戦いの前に、【9-13〜21】に示されている「ユウフラテスの戦い」と、【16-12〜16】に示される「ハルマゲドンの戦い」がある。【11-6】の災害は神の力によって引き起こされるのであるが、【16-1〜16-11】においてさらに詳細な記述がある。この中東の戦いは「神のある考え」により、複雑にカモフラージュされているのである。詳しくは「七つの封印」太陽出版、第四章「中東で一大決戦」を参照されたい。)
続く
彼らに関する預言が為されている期間、彼らは、天を閉じて雨を降らせないようにする力を持っている。さらにまた、水を血に変え、何度でも思うままに、あらゆる災害で地を打つ力を持っている。
(《水を血に変え》独裁者の核施設、あるいは化学兵器の施設から毒性物質が流れ出し、水源を汚染するなどの災害を暗示している。
神は、国連軍または多国籍軍および、おそらくはユダヤの義勇軍に、一定の期間、強大な力を与えるであろう。しかしそれは一定の期間、すなわち《千二百六十日》(約三年半)である事から、神はある大きな役目を彼らに与えていることを暗示している。その役目とは何か、この黙示録が存在する理由、人類にとって大切な目的があるのである。)
そして、彼らが予言通りその役目を終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣、すなわちロシアに出現する独裁者が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺す。すなわち国連軍と義勇軍はこの戦いに敗れるのだ。
(この戦いの前に「ユウフラテスの戦い」があったが、後に映写される「ハルマゲドンの戦い」が続く。現代のヨハネは後に知ったのであるが、この中東の戦いは「神のある考え」により、複雑にカモフラージュされているらしい。)
続く
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◆ 御参照下さい
『ヨハネの黙示録』の全文解読書
−『七つの封印』(太陽出版・窪田光治著)
神理の総合HP『七つの封印』
《全地の主+二つの燭台》
《燭台》英語ではthe two lampstandsと書かれているが、ヘブライ語でmenorah「メノラー」といい、旧約聖書と深い関係があり、イスラエルの紋章となっている。《全地の主のみまえに立っている二つの燭台》に該当する旗は、現在のところ見あたらない。
メノラー画像 http://www5.plala.or.jp/fussabap_church/menorar.htm
イスラエルの紋章
http://ameblo.jp/chanu1/entry-10741416790.html
しかし、イスラエルの危機に際し、全世界から集まったユダヤ人による義勇軍が編成され、ユダヤゆかりのメノラーという燭台と地球をデザインした旗が登場する可能性が残されている。おそらくは国連旗から二本のオリーブの取り除き、そこにメノラーが左右に配置され、地球に寄り添うようにデザインされるであろう。歴史が証明することになる。
続く